福山市で台風被害が多い屋根の特徴|瓦職人が注意したいポイントを解説

2026.09.10

「福山は台風が少ないから、屋根は大丈夫じゃろう」

そう思っている方も多いのではないでしょうか?

確かに福山市は、中国山地と四国山地の影響によって、比較的台風などの災害が少ない地域とされています。

しかし、台風が少ない=屋根が傷まない、というわけではありません。

実際に強い風や大雨が来たとき、それまで気づかなかった瓦のズレや屋根の劣化が一気に表面化することがあります。

今回は福山市を中心に瓦屋根工事を行っている森晋工業が、台風や強風による被害を受けやすい屋根の特徴を瓦職人の目線から解説します。

① 築年数が経っていて、一度も屋根を点検していない

まず注意してほしいのが、築年数が経っているにもかかわらず、長期間屋根を点検していない住宅です。

屋根は毎日、

・雨
・風
・紫外線
・夏の暑さ
・冬の寒さ

などにさらされています。

見た目には問題がなくても、長い年月をかけて少しずつ劣化している可能性があります。

特に瓦屋根の場合、瓦そのものはまだ使える状態でも、

瓦の固定部分・漆喰・棟・防水シート・屋根下地

などが劣化している場合があります。

普段は問題がなくても、台風の強風や大雨をきっかけに不具合が出ることがあります。

② 2001年以前に施工され、その後改修していない瓦屋根

古い瓦屋根では、現在とは異なる施工方法が使われている場合があります。

特に2001年(平成13年)より前に建てられ、その後屋根を改修していない住宅については、一度施工状態を確認しておくことをおすすめします。

昔の瓦屋根では、現在の施工方法と比べて瓦の固定が少ないものもあります。

普段の風では問題がなくても、台風などで強い風を受けることで、

瓦のズレ・浮き・飛散・落下

につながる可能性があります。

「古い瓦だから全部交換しないといけない」という意味ではありません。

現在の固定状態を確認し、必要に応じて補修や耐風対策を検討することが重要です。

③ すでに瓦がズレたり浮いたりしている屋根

地上から屋根を見たとき、

「一部分だけ瓦の並びがおかしい」

「瓦が少し浮いているように見える」

という場合は注意してください。

瓦が正常な位置に収まっていないと、強風の影響を受けやすくなる可能性があります。

特に台風では風向きが変化することもあり、普段とは違う方向から強い風を受ける場合があります。

少しのズレだからと放置していたものが、台風をきっかけに大きなズレや飛散につながることも考えられます。

「まだ雨漏りしていないから大丈夫」ではなく、ズレを発見した段階で確認しておくことが大切です。

④ 棟部分が傷んでいる屋根

瓦屋根の中でも特に確認してほしいのが、屋根の一番高いところにある「棟(むね)」です。

棟は風の影響を受けやすい部分です。

築年数が経った住宅では、

・棟瓦がズレている
・棟が歪んでいる
・漆喰が剥がれている
・固定部分が弱くなっている

といった症状が出ることがあります。

台風による強風を受けると、もともと弱っていた棟部分の被害が大きくなる可能性があります。

庭などに白い漆喰の破片が落ちている場合も、一度屋根を確認したほうがよいでしょう。

⑤ 過去に部分修理を繰り返している屋根

雨漏りや瓦の割れなどが発生するたびに部分修理をしている屋根も、一度屋根全体を点検してみることをおすすめします。

もちろん、部分修理自体が悪いわけではありません。

瓦数枚の破損などであれば、必要な部分だけ修理することで十分なケースもあります。

しかし、

「毎年違うところを修理している」

「台風のたびに瓦がズレる」

「何度修理しても雨漏りする」

という場合は、一部分ではなく屋根全体の防水シートや下地、施工状態などに問題がないか確認したほうがよい場合があります。

⑥ 雨樋が詰まっている・外れかけている家

台風被害で忘れてはいけないのが雨樋です。

台風では強風だけでなく、大量の雨が降ることがあります。

雨樋に落ち葉やゴミなどが詰まっていると、雨水を正常に排水できなくなります。

さらに雨樋を固定している金具が緩んでいる場合、強風によって雨樋が外れたり破損したりする可能性があります。

台風シーズン前には屋根だけでなく、

雨樋の詰まり・割れ・外れ・金具の状態

なども確認しておきましょう。

森晋工業では雨樋工事・雨樋掃除についてもご相談いただけます。

福山市は比較的台風が少ないからこそ注意

福山市は比較的台風などの災害が少ない地域です。

これは住むうえでは大きなメリットですが、屋根については、

「今まで何ともなかったから大丈夫」

と長期間点検していない住宅もあると思います。

しかし、屋根の劣化は台風が来たときだけ進むわけではありません。

日々の雨・風・紫外線などによって少しずつ進んでいきます。

そして強い台風が来たとき、それまで問題なく見えていた部分に被害が発生することがあります。

だからこそ、台風が接近してから慌てて対策するのではなく、天候が安定している時期に一度屋根の状態を確認しておくことが重要です。

福山市でも瓦屋根の耐風対策が行われています

福山市では、強風や地震による瓦屋根被害を軽減するため、一定の条件を満たす住宅を対象とした瓦屋根の耐風診断・耐風改修に関する補助制度が実施されることがあります。

特に古い施工方法の瓦屋根について、

「現在の固定方法で大丈夫なのか?」

「補強したほうがいいのか?」

と気になっている方は、一度確認してみるのもおすすめです。

※補助制度は年度や住宅の条件などによって対象・内容が異なる場合があります。利用を検討する際は、必ず福山市の最新情報をご確認ください。

台風前にチェックしたい屋根の特徴

次のような住宅は、一度屋根点検を検討してみてください。

① 築年数が経っていて長期間点検していない

② 2001年以前に建てられ、その後屋根を改修していない

③ 瓦にズレ・浮き・割れがある

④ 棟瓦や漆喰が傷んでいる

⑤ 過去に何度も部分修理をしている

⑥ 雨樋が詰まったり外れかけたりしている

ひとつでも当てはまるからといって、必ず大きな工事が必要というわけではありません。

大切なのは、現在の屋根の状態を把握しておくことです。

点検のために自分で屋根へ上らないでください

屋根の状態が気になっても、ご自身で屋根に上るのはおすすめできません。

瓦屋根は勾配があり、特に雨上がりなどは非常に滑りやすくなります。

また、劣化している瓦やズレている瓦を踏んでしまうことで、転倒や瓦の破損につながる可能性もあります。

地上から見て、

「瓦の並びがおかしい」

「棟が曲がって見える」

「瓦や漆喰の破片が落ちている」

など少しでも気になることがあれば、専門業者へ相談してください。

福山市で台風前の瓦屋根点検・修理なら森晋工業へ

森晋工業では、福山市を中心に瓦屋根の点検・修理、雨漏り修理、耐風・耐震対策、雨樋工事などを行っています。

「築30年以上だけど一度も屋根を見てもらっていない」

「台風が来る前に点検してほしい」

「瓦が少しズレている気がする」

「全部葺き替えずに補強できるか知りたい」

そんなご相談もお気軽にお問い合わせください。

瓦屋根だからといって、すぐに全部葺き替える必要があるとは限りません。

使える瓦は活かしながら、補修・補強で対応できる場合もあります。

台風が来てから慌てるのではなく、何も起きていないときに屋根の状態を確認しておく。

それが、大切な住まいを長く守るための台風対策のひとつです。

福山市の瓦屋根点検・瓦修理・雨漏り修理・台風対策なら森晋工業へ。

瓦職人の目線から現在の屋根の状態を確認し、必要な工事をご提案いたします。

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